銅版画

トナー転写銅版画-Toner Transfer Etching Intaglio
コ ンピューターで下絵をつくり、色を反転させネガをつくる。 
レーザープリンターで600dpi~1200dpiで印刷し、銅板に転写して、腐食。
gasai.jpg用紙はFUJIFILM「画彩」マット仕上げ(ファイングレード) が一番良いようです。
転写は、アイロンで押しつけるのではなくホットプレートを使う。
定着を良くするために、銅板をアルコールなどで脱脂する。
ホットプレートの上に銅板、プリントした紙、フェルト、板の順で乗せる。
クランプなどで強く挟むか、重りを乗せるかして出来るだけ強く圧着させて、最高温度で紙がほんのり焦げる程度まで10分ほど焼く。
強い力ではさみ込むのが要点で、中にフェルトを挟むことで力が均一にかかり、隅々まできれいに転写される。
あとは紙を剥がしやすくするために、一度はずして、紙の上に濡れ布を挟んでしばらく蒸し焼きにする。
銅板を水につけて、指の腹でこすって紙を取り除き、消しゴムでさらに綺麗にする。
この後、トナーが付いてない広い面がある時は、ラッカースプレーでアクワチントのようにしてから腐食する。トナーはラッカー溶剤で拭き取る。
写真製版よりも簡単で安価に出来ます。
(電気回路の基板を自作する方法を参考にしました。)
転写方法 その2
kaneyo02.jpg銅板をサンドペーパーで磨くのは効果が無く、研磨剤が含まれているクレンザーで磨くと、細かい傷が付き、トナーの定着が格段に良くなる。銅板の上に用紙を乗せ、ラミネーターを最高温度にして、4・5回通すだけできちんと定着する。この後、水を流しながら指でこするだけで、紙は簡単にはがれる。